お茶を語る14冊の本です。

時の試練を経た本をリストしました。
読み応えがあると思います。
本のリンクはamazonアソシエイトに登録して行っています。
amazonに画像の無い本は蔵書の写真を表示しています。
 
タイトル ジャンル ひとこと
茶経詳解―原文・校異・訳文・注解 中国茶
布目潮非常用漢字さんの茶経の全訳です。
お茶を語るならば一読すべきと思います。

訳とともに詳細な解説があります。
茶経原文も掲載されています。

改訂版として文庫本も出ています。
茶経 全訳注 (講談社学術文庫)   
All About Tea 1930年頃のお茶全般 西洋人の観点で見事に体系化されたお茶の本です。
復刻版ですが内容はオリジナルと同じです。

この本は英文ですが、日本茶の章は翻訳されています。
日本茶文化大全 (ALL ABOUT TEA (日本茶篇))
大谷嘉兵衛翁伝―〈伝記〉大谷嘉兵衛 (伝記叢書 354)
本イメージ
昭和6年版画像
(リンク先画像は復刻本)
日本茶 茶の偉人、大谷嘉兵衛翁の伝記です。
 
昭和6年刊行の非売品ですが古本市場に出ています。
  
内容は国会図書館デジタルコレクションで閲覧可能です。
年表 茶の世界史 紅茶
中国茶
日本茶
紀元前2780年から1983年まで、お茶に関する世界各地の出来事の年表です。

そして漢代から第二次大戦後まで102ページの文章解説が続きます。

お茶の歴史を全世界の時系列で把握できます。
紅茶と日本茶―茶産業の日英比較と歴史的背景 紅茶
日本茶
茶業界で活躍された相松義男さんの本です。
日本のお茶輸出の歴史が良くわかります。
そのほかのお茶に関するエピソードも豊富です。

日本のお茶輸出歴史を語るにあたり
「日本のティーメンでは大谷翁が第一人者であることに異論をさしはさむ者はないだろう。」と述べております。
中国の茶―その種類と特性 中国茶 
布目潮非常用漢字さんの中国お茶紀行に同行した松下智さんの著書です。

網羅している範囲は広く、専門性も高いです。
中国の茶書 (東洋文庫 289) 中国茶  布目潮非常用漢字さん、中村喬さんの編訳による茶経を含む10の茶書の訳です。
(茶経、煎茶水記、湯品、茶録、大観茶論、宣和北苑貢茶録、北苑別録、製茶新譜、煮泉小品、茶疏)

訳注付きですが原文は掲載されていません。

中国 名茶紀行 (新潮選書)
中国茶 茶のルーツを尋ねる布目潮非常用漢字さんの紀行記です。
お茶のある暮らし 日本茶
中国茶
布目潮非常用漢字さんが中国茶を語るのならばこの人と記した
谷本陽蔵さんの著書です。単刀直入な記述です。
中国茶の魅力 中国茶
中国茶に関する本格的な著書です。烏龍茶の名前の起源諸説など興味深い内容です。
茶の世界史―緑茶の文化と紅茶の社会 (中公新書 (596)) 紅茶
中国茶
日本茶
経済史をベースとして角山栄さんがお茶を論じています。
本イメージ
茶の起源を探る
紅茶
中国茶
日本茶
お茶起源一元説を提唱された橋本実さんの著書です。

一元説によるお茶の種類細分化を知ることができます。
茶の科学 (シリーズ「食品の科学」) 紅茶
中国茶
日本茶
1990年頃までのお茶の科学分析をまとめたものです。

All About TeaのChemistry of teaのチャプターや最新の研究論文と読み比べてみると面白いかもしれません。
中国茶と茶館の旅 (とんぼの本) 中国茶
このリストのなかで一番読みやすい本です。必要な事柄が網羅されています。

著者は平野久美子ほか となっていますが、「ほか」には布目潮非常用漢字さんを含みます。